和歌山市ではセミが鳴きだしました。梅雨明けはもうすぐですね。
さて、前回の続きです。
タイトルにki na koのはごろもは希少生地と書きましたが、その理由をご説明いたします。
基本的に、弊社オリジナルの製品の生地は全て他に同じものが無いので希少と言えるのですが、その中でどう希少なのかというと、
一着分を編むのに約4時間かかるのです。
吊り編み機は基本的に主流のシンカー機などと比べると編める速度が20分の1。(大体1時間に1メートルくらい)
ki na koのはごろもは吊り編み機ではあまり使用しない細い糸でめを詰めて編んでいるので、どうしても他の吊り編み機の生地よりも時間がかかります。
使っている編み糸は、表と裏どちらもスーピマ綿を使っていますが、特に肌に触れる裏面にはアルティメイトピマ(スーピマの中でも最高級のもの)を用いています。
やさしい肌ざわり、薄くて繊細な表情はまさにニットでつくられたはごろものようです。でも、その繊細な表情を持ってそれとは逆に(めを詰めて編んでいるので)しっかりとした丈夫な天竺なのです。
8月14日には、ぜひki na koのはごろもを着て、高貴な気持ちになりましょう!